肉離れの受傷~肉離れとは直接何かが当たった訳ではないのに、痛みがある。
力が入らない。等の症状がみられます。
発生する頻度が高いのは、太ももの後面ふくらはぎ太ももの前面サッカーでボールを蹴った時に太ももの後面が、。
ランニングをした時にふくらはぎが急に痛くなった。
サッカー中にケガをした
サッカーをした際に太ももの後面を怪我されたとのことでした。
足をつったような感覚で、歩行時も違和感や、ケガをした足を引きずるような歩き方になるという訴えです。
椅子から立ち上がる時等も太もも後面が痛かったり、違和感があるとのことでした。
ケガをされたのは2週間前ですが、来院された前日に再度サッカーをし痛められました。
検査をすると、内出血がひどく、筋力低下もみられました。
太ももの後面の肉離れの場合ですと、
1.うつ伏せで膝を曲げる時に力が入りにくい
2仰向けで膝を伸ばしたまま足があがらない(あげると痛みがある)
等の症状が診られることが多くあります。
筋損傷の程度による分類
Ⅰ 度;筋繊維の断裂はないが、損傷部位に違和感や疼痛がある。
筋力や可動域制限はあまり見られない。
Ⅱ度;部分断裂損傷、いわゆる肉離れとよばれ、腫れや圧痛がみられ、痛みのために可動域制限もみられる。
Ⅲ度;完全に断裂※多くの場合はⅠ度損傷として来院される方が多いですが、強い内出血(青タン)がある場合や、
筋力低下がみられる場合だとⅡ度損傷となります。
今回のケースだとⅡ度損傷のケガで来院されました。
治療は
初診時~5日程は患部周囲の筋肉を緩めます。
太ももの前の筋肉(太ももの後面の筋肉に対し拮抗して働く筋肉)をストレッチし、
アイシングをし、最後に内出血を緩和させるためのテーピングを行いました。
内出血は断裂した筋肉が修復していく際に筋肉の中で瘢痕(かさぶたのようなもの)として、
正しい修復を行う際の邪魔となるため、早期になくしていきます。
1回の治療で歩行時の違和感はほとんどなくなり、内出血に対するテーピングも3回ほどで
ほとんど内出血がない状態にまで回復していきました。
3回目の治療からは、アイソメトリックトレーニング(キープする力)を行い、
簡単な運動から筋肉の修復スピードをあげるようにしていきます。
ケガをした筋肉を徐々に使っていき、ストレッチ時の多少の違和感を残しながらも行うことが可能に
なってきているので、自宅でのストレッチとセルフトレーニングをお伝えし、
自宅でのケアも進めながら診させて頂いております。
ケガをしたら
まず、このようなケガをされた場合、応急処置として現場では必ず以下の4つのことを行って下さい。
RICE 処置
1.Rest(休んで)
2.Ice(冷やして)
3.Compression(固めて)
1.Elevation(挙げる)
最後に、肉離れは放置されやすい症状ですが、早期かつ適切な治療を行うことで、
早期回復と再度受傷のリスクを下げることが出来ます。
一度、断裂した筋繊維の強度は治癒しても正常な筋の80%程の強度でとどまります。
そのために、リハビリでのトレーニングやストレッチ等が重要となりますので、
ケガをしてしまった際はご相談下さい。
大阪市鶴見区(横堤 諸口 鶴見 浜 茨田大宮 緑 焼野 安田 緑地公園 今津 徳庵 放出)の
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