顔面神経麻痺 2022.09.5 Share RSS 顔面神経麻痺今回の患者様の訴えは腰の痛みと顔面の左半分が動きにくいとのことでした。 問診を行いながら、患者様の状態から顔面の症状はベル麻痺と考えられました。 即日、病院での精密検査を受けて頂くようにお伝えし、病院での精密検査の結果「ベル麻痺」との診断でした。( 症状)最初の症状は耳の後ろの痛みで、顔の筋力低下が起こる数時間から1~2日前に現れます。 顔面の筋力低下は突然に起こり、軽度の筋力低下から完全な麻痺まで程度はさまざまです。 筋力の低下は48時間以内に最も重度に達します。影響を受けるのは顔の片側だけで、その側は、平坦な無表情になります。 しかし、表情を作るたびに、正常な側の筋肉が顔をそちら側に引っぱる傾向があるので、顔がねじれたように感じられます。 額にしわを寄せる、まばたきをする、顔をしかめる、などの動作が困難または不可能になります。 感覚が正常なまま残っていても、ほとんどの人が顔面にしびれや重さを感じます。 筋力低下が起きた側の眼を閉じるのが困難になることがあります。眼を完全に閉じることができなくなり、まばたきの回数が減少します。 眼を閉じようとすると眼球が上方に回転する傾向があります。 (原因)顔面神経麻痺には様々な要因が考えられ、ウイルスによるものや神経が何かにより圧迫を受けている可能性もあります。 (予後)突発的に起こるが多いですが適切な治療をすることで治っていき予後は良好です。 (当院での治療)当院では、麻痺によって使えなくなっている筋肉に直接刺激を入れていき筋肉の硬直(かたまること)が起こらないようにしていき、リハビリ時期が来たら、少しづつ動かしていきます。 顔面神経麻痺の場合、動かないから動かそうとしますが、初期の段階での無理な運動は後遺症を残しやすくしたり、回復のスピードを遅めることがあります。 ですので、適切な時期での治療やリハビリが必要になってきます。 必要に応じて鍼治療や、鍼を刺し、電気を通しながら筋肉に刺激を入れていくパルス治療も行います。 Share RSS 胸郭出口症候群 腕が痺れる。手が冷たい。 前の記事 ゴルフ肘 次の記事